基本的な便秘症状のまとめ
今回の記事では、「便通と血流」に焦点を当てて、毎日の便を通して改めて自分の健康を考えるきっかけを紹介します。
一般に、女性の方は自分の便通について考えさせられる機会が多いと思います。例えば、ドラッグストアで販売している便秘薬のデザインにピンク系統が多かったり CMなどで女性がその製品を紹介していたり、どちらかと言えば女性に向けて発信しているシーンを目にすることが多くはないでしょうか。これには明確な理由がいくつかあります。
その一つは、便通の仕組みを紐解く上で必要な「筋肉」の割合が女性の方が少ないということです。ですので、女性の方が便秘になりやすい傾向があります。しかし、だからと言って諦めて、イヤイヤ便秘と戦っていくストレスを感じる必要はありません。
必ず便秘問題を改善するヒントがあります。
それではここから、「内臓型冷え性」と「血流改善」に注目して、生活にさまざまな支障をきたす便秘を日常生活でできる範囲で解消していきましょう。
■ 便秘の種類
一口に便秘と言っても、その症状や事態にはさまざまなケースが存在します。
自分が便秘になった時、市販薬を買いに行く場合や医師に相談する場合、いずれにしても大まかに自分の便秘の状態を把握しておくと良いでしょう。
まず、便秘には大きく分けて 2 種類の性質があります。
●機能性便秘
機能性便秘とは、便ができる過程や排便の際の仕組みに問題が起こるケースです。さらに、機能性便秘には代表される 3 種類の便秘があることも念頭に置いてください。
1.痙攣性便秘
痙攣性便秘は、体の回復を司る副交感神経が必要以上に興奮することで起こる便秘です。副交感神経が過剰に働くことで、腸管の筋肉が弛緩し、蠕動運動が低下するために便がうまく運ばれません。結果、いわゆるウサギのうんちのような小さなコロコロの便が排泄されます。この痙攣性便秘は、精神的なストレスや過敏性腸症候群などが大きな原因となっています。
2.弛緩性便秘
弛緩性便秘とは、大腸の運動が低下することで起こる便秘です。数ある便秘の中でも最もポピュラーな便秘とされています。
こちらも痙攣性便秘と似たような過程を経ますが、弛緩性便秘の場合、蠕動運動がうまく行われず、その結果大腸で便が停滞し、次第に便の水分が抜けてしまうことでカチカチに固まった便になってしまいます。腹痛や膨満感、気怠さが顕著に現れる便秘とも言えます。便秘といえば、おそらくほとんどの人がこのような症状を想像されるのではないでしょうか。
3.直腸性便秘
直腸性便秘は、便が正しく直腸に達しても排便のサインが起こらず、直腸に便が滞留してしまって起こる便秘です。大きな原因は、身体機能の低下や普段から便意を無視してしまうことです。寝たきりの人や高齢者などに目立ちます。
●器質性便秘
器質性便秘は、大腸そのものの炎症などの病気やがん、大腸やその周辺の手術による癒着などが原因で起こる便秘です。機能性便秘とは過程が違い、場合によっては血便や耐えられないほどの腹痛、嘔吐などの症状が見られる場合があります。
機能性便秘、器質性便秘、いずれにしても感じる不快感や痛みは人それぞれです。自分だけでは手に負えないなど、少しでも不安に思ったら、直ちに自己判断を下すのではなく医師や専門家の相談を仰ぐようにしてください。
便は自分の生活習慣の結果とも言えます。そして幸運なことにその結果は毎日のように確認することができます。
こちらで紹介した便秘の種類や便の状態と自分の便をしっかりと照らし合わせて、より詳細な解決方法を考えていきましょう。
■ 便秘になると起こること
ここまでの便秘の種類や特性を踏まえて、今度はその諸症状や併発して起こる問題についても知っていただければ幸いです。前述の便秘の種類には心当たりがなくとも、これから紹介する諸症状から「自分も便秘かもしれない」と気付くきっかけになるかもしれません。便秘ではなくとも腸内環境を整えることは、意外にも何よりも大切なことです。便秘に限らず、便通をはじめとする腸内環境の調整が精神的な不調をもたらしたり、幸せホルモンのセロトニンを生み出していたりと、自分の健康を助けるヒントがいくつも隠されています。
それでは、便秘が続くと起こってしまう体の不調をいくつか紹介します。
・腹部膨満感が起こる
・ガスが溜まる
・腹痛
・食欲不振
・吐き気
・新陳代謝が悪くなる
・肌のハリ、つやがなくなる
・吹き出物やニキビができる
・イライラしやすくなる
・不眠
・頭痛
・不安感
・肩こり
・めまい
・自律神経失調症
・痔
・悪臭
・低血圧
便秘になると、または長く付き合っていると、大まかに以上のような諸症状が併発してくる可能性があります。もちろん個人差はありますが、体内に小腸・大腸合わせて約8 メートルほどもある器官です。表面積がテニスコートほどもあると言われている部分のバランスが崩れてしまっては何らかの悪影響があることは明白です。
ですので、こちらでは大まかに腸な環境を改善する大枠のヒントを紹介します。体のバランスは人それぞれですので、一概にこうすれば必ず良いということは積極的には言えません。しかし、一つだけ意識してほしいポイントがあります。「腸のリズムを乱さないこと」です。
腸に限らない話ですが、便通の改善にもリズムはとても大切な要素だと思います。良い便通を目指すためにも、自分の便をよく確かめ快調なリズムを思い出してください。基本的によく言われることですが、改善すべきは例えば食事、睡眠、起床、運動、ストレスが限りなく少ない環境を整えることです。
ここで 1 歩踏み込んで欲しいのは、「自分にとって良いリズム」を見つけることです。
それを細かく調べていくには健康診断などが有効だと思います。けれども、自分でできる対処法として、普段の生活の中で、「これをしているときはい
い調子だな」「これをすると不調になるな」という点に留意するようにしてみてください。
場合によっては、これまでの自分の趣味嗜好を多少変化させる必要があるかもしれません。しかし、大切なのはリズムですので、急に舵を切らず少しづつ試してみましょう。そうすることで自ずと適切なケアができるようになります。
■ 不足しがちな食物繊維をサプリでも補強してみよう
腸内環境を整える第一歩は「便通」を改善することです。
便通の改善にはそもそも便の状態を良好にする必要があります。便通改善に関する情報は数えきれないほど存在します。
その中から自分にフィットしたメソッドを探るには、時間とお金を多分に浪費する可能性があることも事実です。
数ある便通改善の方法の中でも、今回は「食物繊維」による改善を検討してみたいと思います。
2020 年の厚生労働省策定「日本人の食事摂取基準」による一日に必要な食物繊維は、成人女性平均で 18g 以上とされています。しかしながら、現在の食習慣では一日中あたり 4〜6g 程度不足しています。試しに一日に必要な食物繊維を身近な野菜で考えてみましょう。
よく代表される野菜はレタスですが、今回は通年購入できてより身近なキャベツで考えてみます。ちなみにレタスはそもそも食物繊維が少ない野菜です。また、一般的な家庭料理ではレタスの消費が難しい面もあります。
キャベツのみで必要食物繊維を摂取する場合、生の状態のキャベツを約1kg 食べる必要があります。大体一玉に相当する量です。キャベツは歯ごたえにもありますし、千切りなどにすると業務用のボウルが一杯になるほど見た目が増えます。もちろん飽きも来ます。
日々の食事を彩るためにたくさんの野菜を摂ることは必要なことです。そしてキャベツに限らず食物繊維はいろいろな食べ物から得ることができます。
けれども、食費の大半は野菜が占めてきます。かつ日持ちのしない野菜類に頼るのは難しい現状があります。
そこで役に立つのがサプリメントです。日々の食物繊維を得るサポート役のサプリメントですが、サプリメントだからといって盲信的に摂取することは推奨できません。
多くのサプリメントには食品添加物が含まれていることが多いです。
近年の食材見直しムーブによって添加物を気にされる方も増えてきました。こうしたポイントは健康補助食品のサプリメントだからこそ気になるものです。
添加物によるアレルギー報告もあります。そのようなリスクを回避するために内容物を確認する必要があるでしょう。
ここで、よく使われる添加物を 3 つ紹介しておきます。
・デキストリン(増量や結着を目的とするデンプン)
・植物レシチン(サプリメントの均一化を図る大豆の成分)
・グリセリン脂肪酸エステル(カプセル部分によく使用されるアルコールの一種)
添加物が入っているからといって無闇に拒否する必要はありません。個人差がありますの少しづつ試していくことおすすめします。
また、サプリは健康補助食品として扱われています。だからと言って一気に最大量服用してしまうと却って悪影響を及ぼす可能性もあります。健康に留意して取り入れようとする良い試みですが、ここでもリズムが肝心です。
食物繊維が必要だからといって過剰に摂取すると、今度は下痢などの不調を来す場合があります。個人差のある食品として考え、最初のうちは 1 日目安の最大量の 1/3などから様子をみて摂取すると良いでしょう。
■ まとめ
お腹を大切にし始めれば、必ず今よりも健康になれます。今回は便通に関してお話しして参りましたが、これと同じような考えのもと一層健康に注目し、少しでも気持ちの良い生活を送っていただければ幸いです。まずは自分で自分を大切にしてあげてください。
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